Wednesday, December 4, 2013

アメリカ:シェールオイルブームにより砂の需要が増加

In Fracking, Sand Is the New Gold

シェールオイルブームにより砂の需要が増加したというニュース。

Frackingでは大量の水に砂を混ぜて岩盤を粉砕してオイルを取り出す。そのための砂をわざわざWisconsinやIllinoisから持ってきている。近くの適当な砂が駄目な理由は、使用する砂にも、いい砂と悪い砂があるみたいで、粒が大きくて丸いWisconsinのが好ましいとのこと。

この砂を遥々TexasやNew Mexicoまで運ぶのだから大変。水やオイルはパイプを通して運べるから、まだ効率的だと思うけど、砂はかさばる分、輸送するの大変そう。と、思っていたら、やはり鉄道で運んでいるみたいで、94,000 railcarsという量。鉄道会社は$64 millionを費やしてWisconsinの線路を整備しなおして、輸送可能量を増やすということだから、この需要増はこの鉄道会社にそれ以上の利益をもたらす計算なんだろう。それにしてもすごい規模。

この降って湧いた砂ブームが思わぬ問題も発生させたとのこと。砂の粉塵が、労働者の健康を損ね、地域環境へも悪影響を与えているとの報告。けどこれって今に始まった話ではないはず?と思っていたら、このブームでどんどん新しいMineがOpenになっているという。家の近くに急にMineができて、粉塵が飛んできたらそれは怒るのはしょうがない。沢山の雇用が創出されているから単純に規制という形にはならないと思うけど、このExternal Costをどのように少なくするか、政治家がどう動くのだろう?

相変わらずFrackingには否定的な意見も多いけど、この砂の引き起こす問題は、新しい攻撃の的になるのは間違いない。